賞賛と信頼に応えモデルエンジニアリングの頂点をめざす[1978〜1980]
前述のBR78には初のラジコン対応型としての機能がもりこまれ、栄誉あるドイツの「Modell des Jahres(モデル・オブ・ザ・イヤー)」を受賞。また1978年5月発表のギヤー式機関車で、日本統治下の台湾の阿里山(アリサン)で使用されたタイプの「シェイ」には世界最小の蒸気エンジンが搭載されました。このシェイはアメリカのギヤードロコの発展史を踏まえてシリーズ化され、クライマックス(1982)、メリーランドシェイ(1984年)G.C.&E. シェイ(1990)へと発展していきました。 しかし真のマニアからは「小型ライブスティーム模型が、いかにスケールに忠実な外観をもち、蒸気とドラフト音を出したとしても、燃料にアルコールを使うのでは完全な満足は得られない」という声が上がり始めました。それに応え私たちは、本格木炭焚きのロコタイプ高級ボイラーを搭載したJNRC62-2を発表しました。このC62は日本型であるにもかかわらず、国内外で大きな反響を呼び、再生産を最も望まれるモデルの代表機として今も君臨しております。
なお、旧国鉄シリーズは、このあとJNR C12(1977) 、C57-5(1979) 、D51(1986と92) 、C11(1990)、C56(1996)、9600(1997と2001)、C57-1(1999)、B20(2001)と次々に登場することとなります。
この意味で1978年は私たちの技術への信頼が、いっそう確かなものとなった年と言う事ができます。