製品紹介

リバプール&マンチェスター鉄道サンダーボルト号

完売お礼有難うございました(sold out)
フルディティール自動給水・圧力計付き完成品
完成品価格:250,000円(税別)
KITはございません

ライオン・サンダーボルトの歴史
1927年のとある日、リード氏(C.W.Reed)がリヴァプールにあるプリンス・ドックを訪れた際、あるポンプ小屋に心惹かれ、何気なく入ってみると、そこには古びたエンジン(蒸気機関車)がポンプとしての役目を果たし切り、ポツンと鎮座した状態で朽ち果てているのを偶然見付ました。それこそが後にリード氏の尽力により保存されることになった、元リヴァプール.マンチェスター鉄道の「ライオン号」であり、世界で最も古い動態保存機のうちの1両だったのです。

レインヒル・トライヤルにおけるロケット号の成功から、リヴァプール・マンチェスター鉄道の幹部は、「ロープで引っ張る設置型 エンジンよりも、蒸気機関車の方を新しい鉄道に使うべきだ」という確信を得て、その成功のわずか9年後の1838年(日本は江戸時代の「天保9年」)、「ライオン」の運行を開始したのでした。またライオンのエンジンは、後に「キットソン」(Kitsons)としてよく知られる「トッド、キットソン、アンド-レアード-オブ-リーズ」(Todd, Kitson & Laird of Leeds)社が製造した機関車の最初のエンジンでもあるのです。

ロケット号は0−2−2の車輪配列、これに続くプラネット号は2−2−2の車輪配列で乗合馬車用機関車、つまり客車用機関車に対し、「ライオン」は車輪配列0−4−2の手荷物を運ぶ貨物用機関車でした。
1845年リヴァプール・マンチェスター鉄道はグランド・ジャンクション鉄道に吸収され、その翌年にはグランド・ジャンクション鉄道自体がロンドン・ノースウエスタン鉄道の一部となりました。「ライオン」は両社の下で運行を続けました。1858年頃には貨物用機関車の役割を終え、レール点検補修目的のみの砂利運搬用機関車となり、1859年5月、「ライオン」は他のポンプ用の古いエンジンと併せて400ポンドでマーシー・ドックに売却されたのです。
それから70余年後、発見されて間もなく、「ライオン」は電動式ポンプと交代し、1928年9月、ポンプ小屋から運び出されました。「ライオン」の発見者のリード氏は、リヴァプール・エンジニアリング協会と連絡をとり、同協会は「オールド・ロコモーテイブ・コミッテイ」を組織して古い機関車を保存。最終的には1929年3月、マーシー・ドック&港湾委員会はライオンを同協会に寄贈しました。「ライオン」はLNWRの後継会社LMS鉄道のクルー工場でオーヴァーホールして復元され、動く状態になりました。

1930年に「ライオン」は歴史的機関車として数多くのイヴェントに参加しています。その皮切りが、リヴァプール近郊のウェイヴァートリー(Wavertree)での、リヴァプール・マンチェスター鉄道100周年記念行事における複製列車の牽引でした。その後、第2次大戦勃発によりクルー工場に避難目的で戻されるまで、リヴァプールのライムストリート駅(Lime Street station)に展示されていました。
また、もうひとつのイヴェントは1938年ロンドンのユーストン駅でのロンドン・バーミンガム鉄道100周年記念行事でした。カムデン機関車庫と約1マイル離れたユーストン駅を蒸気で往復運行し、ここでは同鉄道創設者の孫にあたるE.キットソン-クラーク大佐も運転をしました。それ以後も1980年のレインヒルでのリヴァプール・マンチェスター鉄道150周年記念等、数々のイヴェントに参加しています。
また、運転可能な歴史的機関車としていくつかの映画にも登場しています。1937年の「ヴィクトリア女王」に始まり、1951年の「Lady with the lamp」、そして最後は1952年製作の「チットフィールドサンダーボルト」でした。この映画では「ライオン」が主役で、リンプレーストーク(Limpley Stoke)からバス(Bath)近くのカマトン(Camerton)までの支線で撮影されました。撮影期間中、ライオンは60トンの列車を引っ張って延べ1500マイル程走ったことになります。時にはスピードが十分出るまで、他の機関車に後押しや引っ張ってもらったりしたものの、ライオン号は素晴らしく走り、1/100の勾配もこなしました。「ロールスロイスのように極めてやさしく、それでいてパワフルだった」と映画監督に言わしめています。「ライオン」は今後も多くの催し物に参加すると思いますが、マーシー博物館に所属の為、現在はリヴァプールのアルバートドックで博物館の交通コレクションと共に展示されています。

ライオン号に使われている部品の内、今日も生きている1838年製のオリジナル部品は、フレーム、シリンダー、ヴァルブ、ドライブギヤー、車輪及びアクセルです。ボイラーは1845年頃に交換されたものとみられています。1929年にクルー工場で検査されたときには良い状態で、チューブを数本交換しただけでした。当時煙突などの失っていた部品で、数点新しく作り換える必要があったものは、ロバートスチーブンソンの会社の助言にもとつ”いて作られました。テンダーは「ライオン」が建造された同年、ロバートスチーブンソン社からファーネス鉄道に供給されていたテンダー図面をもとに建造されました。

アスターは21世紀の入門機模型として、また、安価に拡張性ある改造のベースエンジンとして選んで頂けるように、この歴史的機関車を選びました。映画「チッツフィールドサンダーボルト」出演時の動態保存機と同様、グリーン地に黒線入り仕上げ――つまりグランド・ジャンクション鉄道及びLNWR北部地区機関車の塗装仕上げの、2種類バージョンで仕上げました。ライブスティームの奥深い楽しみをより多くの鉄道愛好家に味わって頂くべく、設計されておりますが、基本はメカ好きな玄人受けする設計です。本物のライオン・サンダーボルト号が19世紀から今日まで多くの人々を楽しませてきたように、当社の模型も広く末永く愛好されることを心より願っております。

縮尺 1/30, 45 mm 
総重量 1.58 kg.(本体 1.18 kg + 炭水車 0.4 kg.) 
全長 325 mm ( 本体201.5 + 炭水車 113.5) 
全幅 93 mm 
全高 130 mm 
車輪配列 0 - 4 - 2 
動輪径 46 mm  
先従輪径 34mm  
炭水車車輪径 34mm  
自動給水ポンプ 装備 
シリンダー 1 気筒,ボア 10 mm x ストローク 14 mm 
弁装置 スリップエキセントリック 
ボイラータイプ C Type 
缶水容量 60 CC (at 70% full)  
ボイラー装備 安全弁X1,加減弁(レバー式), 通風弁, 給水逆止弁、Φ12mm圧力計 
給油装置 ロスコー式 
炭水車 0 cc 水槽に逆止弁付き給水口と軸動ポンプ用給水口と戻り管装備 
燃料容量 56 cc (燃料用メチルアルコール使用) 
回転最小半径 1.2 m (LGB対応) 

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